いびつな苺はなぜできる?
苺といえば、丸みのある三角のような形をイメージしますが、実際に家庭菜園で収穫した苺は、でこぼこした見栄えの悪いものが目立ちます。なぜ、このようないびつな苺になるのでしょうか?
いびつな形の原因は受粉がうまくできなかったから?
受粉には自然受粉と人工授粉があります。自然受粉はミツバチなどの虫や風によって自然に行われますが、自然受粉にだけ頼っていたのでは、どうしてもいびつな苺になりがちなようです。受粉している雌しべとしていない雌しべがあると、肥大する部分としない部分ができてしまうからだそうです。味や栄養価に変わりがないものの、手作りのケーキの上に飾るには、やはり、きれいな形の苺がいいですよね。
人工授粉にチャレンジ!
「受粉のばらつき」を防ぐ方法は、人工授粉をおこなうことですが、やり方は意外と簡単です。100円ショップなどでも手に入る、耳カキのフワァフワァの部分で人工授粉を行います。筆や綿棒でもOKです。咲いているすべての花の中心を、軽く撫でるだけで完了です。
これで、虫や風の代わりに花粉がまんべんにつき、形の良い苺ができる可能性が高くなるようです。
ひと手間かけることで、見栄えのいい苺が収穫できそうですね。
日当たりや栄養状態について
受粉ができていても、日当たりや栄養状態によっていびつな苺になる場合もあるようです。
特に、一番初めや二番目に収穫できた苺に形が悪いものが多いようですが、奇形果とは言え、病気が原因でいびつに育ったわけではないので栄養価や食味は変わらないと、どの園芸雑誌にも書いてありました。
天候は自然のことなので、ある程度しかたありませんよね。
また、栄養状態が悪いと、甘くて美味しい苺が収穫できないこともあるので、花芽に栄養を行き渡らさるためには、追肥をすることも大事なようです。株の周りに浅い溝をつけ市販のボカシ肥と草木灰を薄くまくと良いそうです。
いびつな苺も、自分が育てたものは可愛いものです。
ビタミンCが豊富で 健康や美容効果が期待できる苺を、ケーキのトッピングやスムージーやジャムなどに工夫して食べるのも家庭菜園の喜びですね。
【※最終結果 2022/6/1】
カレンベリーという苺だけ、実がいくつか出来ましたが、あきひめ、紅ほっぺ…他のいちごは形がいびつで、葉枯れで失敗しちゃいました。
いろいろと手当もしてみましたが、結局は収穫できず😢